後遺症事例18

示談金増加額 約166万円

渋滞で停車中、後続車に追突され、むちうち症となった事例 (後遺症14級9号)

当初提示額

1,448,667

最終示談額

3,110,268

交渉後の増加額

1,661,601

傷害状況

頚椎捻挫

後遺症認定

後遺障害14級9号

治療期間

1年9ヶ月

解決方法

交渉による示談

交渉期間

1ヶ月

交渉のポイント

傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益

交通事故の概要

東京都台東区の路上にて自動車を運転中、渋滞で停車していたところ、前方不注意の後続車に追突され、むちうち症(頸椎捻挫等)を負った交通事故事案です。

被害者Kさん(20代・女性/会社員)は、この交通事故により、重度の頸椎捻挫、いわゆる「むちうち症」を負いました。
1年9ヶ月にも渡る長期治療を要し、症状固定となりました。

症状固定後、Kさんが自賠責保険に後遺症認定請求を行ったところ、後遺症14級9号(局部に神経症状を残すもの)が認定されました。
長期の治療を要しましたので、それが後遺症の認定に有利に働いたものと考えられます。

後遺症14級9号が認定されてまもなく、相手方保険会社からKさんのもとに損害賠償額の計算書が届きました。
その示談案の金額に納得できなかったKさんは、増額交渉をしたいと考えましたが、本件はKさんに過失がなく、ご自身の保険会社に交渉を依頼することができませんでした。
そのため、被害者本人自ら、相手方保険会社(加害者側)の担当者と交渉をしていました。

しかし、専門性が高く、初めての事故でもあり、相手方保険会社との交渉は難航。
Kさんは、専門家である弁護士に相談しようと考え、インターネット検索で交通事故を得意分野とする弁護士を探すことにしました。
そこで、「被害者向け無料相談実施」かつ「完全出来高報酬(成功報酬)」という独自の報酬体系をとっている当弁護士のウェブサイトを見つけ、電話相談となりました。

弁護士交渉〜介入から解決まで〜

Kさんからの依頼を受け、当弁護士が相手方保険会社からの示談案を検討したところ、後遺症の慰謝料・逸失利益ともに自賠責基準(最も低い賠償基準)での提示額で、傷害慰謝料もかなり低額なものでした。
その旨をKさんにご説明したところ、増額交渉を強く希望され、ご依頼いただくこととなりました。

そこで、当弁護士は、傷害慰謝料、後遺症慰謝料については弁護士基準(裁判基準)、逸失利益については弁護士基準を超える請求を行いました。
当弁護士による交渉の結果、傷害慰謝料・後遺症慰謝料・逸失利益全てにおいて満額回答となり、交渉開始から約1ヶ月での解決で約166万円の増額となりました。大成功事例といえます。

具体的な交渉経緯は以下の通りです。
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【保険会社からの当初の提示額】
①傷害慰謝料:698,667円
②後遺症慰謝料:400,000円※自賠責基準
③後遺症逸失利益:350,000円※自賠責基準
合計金額1,448,667円
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【上記に対し、当弁護士からの請求額】
①傷害慰謝料:1,200,000円※裁判基準
②後遺症慰謝料:1,100,000円※裁判基準
③後遺症逸失利益:810,268円※年収2,800,790円、労働能力喪失率5%、喪失期間7年で計算(裁判基準を超える請求額)
合計金額:3,110,268円
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【最終的な示談金額】
①傷害慰謝料:1,200,000円※満額!
②後遺症慰謝料:1,100,000円※満額!
③後遺症逸失利益:810,268円※満額!
合計金額:3,110,268円
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増加額は、1,661,601円です。
(1,448,667円⇒3,110,268円)

本件のように、全て満額回答ということは滅多にありません。
特に、後遺症に伴う逸失利益について喪失期間7年というのは、裁判基準(弁護士基準)の5年を上回っています。
大成功ではありますが、特別な事例と考えてください。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴35年。交通事故取扱開始から21年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2023年末で累計2,057件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2024年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高報酬制」で交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。