後遺症事例25

示談金増加額 約727万円

バイク走行中、Uターンしたトラックに衝突して骨折等を負った事例 (後遺症併合9級)

当初提示額

26,912,333

最終示談額

34,189,650

交渉後の増加額

7,277,317

傷害状況

右上腕骨近位端骨折等

後遺症認定

後遺障害併合9級

治療期間

入院11ヶ月・通院37.5ヶ月

解決方法

交渉による示談

交渉期間

約1ヶ月

交渉のポイント

看護料、入通院慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益

交通事故の概要

東京・新宿区の路上にて、バイクで走行中、前方で突如Uターンを開始したトラックに前方を塞がれ、避けきれず衝突してしまった交通事故事例です。

この交通事故によりZさんの負った傷害は、右上腕骨近位端骨折、左膝蓋骨開放骨折などで、相当の重傷でした。

そのため、Zさんが治療に要した期間は、入院11ヶ月、通院37.5ヶ月と長期に渡りました。
治療が終了した後、自賠責保険に後遺障害認定請求を行い、その結果、後遺症併合9級が認定されています。

保険会社との交渉が苦手だったZさんは、弁護士への委任を決意し、当弁護士への依頼となりました。

弁護士交渉〜介入から解決まで〜

当弁護士が相手方保険会社からの提示内容を検討した結果、大きく問題となったのは、入通院慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益でした。

当弁護士は、さっそく交渉を開始し、すべての項目について弁護士基準(裁判基準)での請求を行いました。
保険会社から当初提示された額と当弁護士の請求額は、次の通りです。

【弁護士交渉による請求額】
①看護料…当初提示額1,974,000円に対し、請求額2,138,500円(6,500円×329日)
②入通院慰謝料…当初提示額2,617,300円に対し、請求額3,950,000円(入院11ヶ月+通院37.5ヶ月)
③後遺症慰謝料…当初提示額4,500,000円に対し、請求額6,900,000円(9級裁判基準)
④後遺症逸失利益…当初提示額20,811,292円に対し、請求額25,472,327円(基礎収入5,274,156円、労働能力喪失率35%、喪失期間24年で計算)

約1ヶ月という比較的短い期間の示談交渉の結果、看護料、入通院慰謝料、後遺症慰謝料については請求額通りの満額回答となりました。
また、後遺症に伴う逸失利益についてもほぼ満額となり、総額で約727万円の増額となりました。
最終的な示談額の詳細は、次の通りです。

【弁護士交渉による示談金の増額結果】
①看護料…当初提示額1,974,000円から、示談額2,138,500円(満額!)
②入通院慰謝料…当初提示額2,617,300円から、示談額3,950,000円(満額!)
③後遺症慰謝料…当初提示額4,500,000円から、示談額6,900,000円(満額!)
④後遺症逸失利益…当初提示額20,811,292円から、示談額25,000,000円(ほぼ満額)

上記の通り、ほぼ請求通りの金額で示談成立となり、当初の提示額から大幅に増額させることができました。
大成功の結果と言える交通事故事例です。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴35年。交通事故取扱開始から21年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2023年末で累計2,057件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2024年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高報酬制」で交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。