後遺症事例26
示談金増加額 約102万円
友人の車に同乗中に追突されて頸椎ヘルニアとなった事例 (後遺症14級9号)
当初提示額
1,332,700円
最終示談額
2,359,681円
交渉後の増加額
1,026,981円
傷害状況
頸椎ヘルニア等
後遺症認定
後遺障害14級9号
治療期間
8.5ヶ月
解決方法
交渉による示談
交渉期間
2ヶ月
交渉のポイント
傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益
交通事故の概要
神奈川県・横浜市内の路上にて、友人の自動車に同乗してドライブ中に、一時停車していたところ、停止している自動車に気が付かなかった後続車に追突され、負傷した交通事故事例です。
この交通事故によりWさんは、むちうち症など(頚椎ヘルニア、腰椎捻挫等)の傷害を負い、8.5ヶ月の長期治療を要しました。
Wさんは、治療を終え、症状固定となった後、自賠責保険に後遺症認定請求し、後遺症14級9号(局部に神経症状を残すもの)が認定されています。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
Wさんは、相手方保険会社の示談金提示額に不満を持ち、当弁護士への無料相談・ご依頼となりました。
当弁護士が検討したところ、確かに、保険会社の提示は不当なもので、自賠責基準による極めて低額な内容となっていました。
相手方保険会社との示談交渉に際して問題となったのは、傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症逸失利益でした。
当弁護士は交渉に際して、傷害慰謝料、後遺症慰謝料については弁護士基準(裁判基準ともいいます)で、後遺症逸失利益に関しては、弁護士基準以上による請求を行いました。
【弁護士交渉による請求額】
具体的には、次のとおりです。
●傷害慰謝料:当初提示額582,700円⇒当方請求額1,060,000円(裁判基準100%)
●後遺症慰謝料:当初提示額750,000円⇒当方請求額1,100,000円(裁判基準100%)
●後遺症に伴う逸失利益:当初提示額なし(慰謝料に含む)⇒当初請求額555,586円(年収1,920,450円、労働能力喪失率5%、喪失期間7年で計算)
およそ2ヶ月におよぶ粘り強い交渉の結果、傷害慰謝料、後遺症慰謝料は弁護士基準の90%までの増額に成功しました。
後遺症に伴う逸失利益については、弁護士基準の5年に持ち込みました。
【弁護士交渉による示談金の増額結果】
具体的には、次のとおりです。
●傷害慰謝料:当初提示額582,700円⇒最終示談額954,000円(裁判基準の90%)
●後遺症慰謝料:当初提示額750,000円⇒最終示談額990,000円(裁判基準の90%)
●後遺症に伴う逸失利益:当初提示額なし(慰謝料に含む)⇒最終示談額415,681円(裁判基準100%の喪失期間5年)
Wさんの年収が低かったため、後遺症に伴う逸失利益の金額が抑えられてしまったところが残念でした。
それでも、総額で約102万円の増額となっています。