後遺症事例31
示談金増加額 約159万円
高速道路パーキングエリア入口で追突され、むちうち症(頚椎捻挫)となり、後遺症が認定された事例 (後遺症14級9号)
当初提示額
2,116,711円
最終示談額
3,706,950円
交渉後の増加額
1,590,239円
傷害状況
頚椎捻挫
後遺症認定
後遺障害14級9号
治療期間
9.2ヶ月
解決方法
交渉による示談
交渉期間
3週間
交渉のポイント
休業損害、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益
交通事故の概要
Mさん(42歳/主婦)は、神奈川県の高速道路上にて渋滞していたパーキング入り口で、脇見運転のトラックにノーブレーキで追突されました。
Mさんには過失はありませんので、過失相殺はありません。
この事故により、Mさんは、むちうち症(頚椎捻挫)の傷害を負い、9.2ヶ月の治療の後、症状固定となりました。
その後、自賠責保険への後遺症認定請求を行い、後遺症14級9号(局部に神経症状を残すもの)が認定されていました。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
その後、相手方(加害者)側の保険会社から示談の案が出されましたが、その金額が低いのではないかと考え、当弁護士への相談となりました。
当弁護士が示談案の内容を精査したところ、Mさんの考え通り、休業損害、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益の4項目もの点に問題がありました。
特に、休業損害と後遺症慰謝料の金額が大幅に低く提示されていました。
その点を、Mさんに説明し、依頼に至ったものです。
当弁護士は依頼を受けた後、ただちに、弁護士基準(裁判基準)による金額で交渉を開始し、その約3週間後に示談を成立させました。
その内容としては、次のとおりです。
・休業損害が約3.6倍に(256,500円→928,739円)
・傷害慰謝料については裁判基準の約90%(878,000円→1,000,000円)
・後遺症慰謝料についても裁判基準の90%(500,000円→99万円)
・逸失利益については裁判基準(481,911円→788,211円)
増加額の合計は1,590,239円となりました。
特に、「休業損害」の交渉に成功した事案です。