交通事故事例1
示談金増加額 約60万円
歩行中に前方不注視の自動車にはねられ打撲・捻挫を負った事例
当初提示額
481,000円
最終示談額
1,080,000円
交渉後の増加額
599,000円
傷害状況
右膝打撲・両手捻挫
後遺症認定
後遺症なし
治療期間
実通院87日
解決方法
交渉による示談
交渉期間
2週間
交渉のポイント
通院慰謝料(傷害慰謝料)
交通事故の概要
宮城県仙台市内の道路を歩いていたところ、前方不注視の自動車にはねられた交通事故の事例です。
Kさんは、保険会社との交渉が不得手でしたので、保険会社から示談案の提示があった後、ご自身では交渉せず当弁護士への依頼となりました。
Kさんが負った傷害は、整形外科の医師の診断によれば、右膝打撲、両手捻挫でした。
Kさんは治療期間約13ヶ月(実通院日数は87日)という長期の治療を経て、症状固定に至りました。後遺障害はありません。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
本件で増額の余地があったのは、通院慰謝料(傷害慰謝料)でした。
当初の保険会社の提示額は、約48万円で、自賠責基準程度のものでした。
そこで当弁護士は、通院日数が少なかったため「通院8.7ヶ月相当」との判断をし、弁護士基準(裁判基準)により108万円という通院慰謝料を算定しました。
なお、打撲や捻挫の場合、実通院日数の3倍で通院期間が算定されます。
そして、その算定額に基づき、相手方保険会社との示談交渉に入りました。
結果としては、弁護士基準(裁判基準)満額での示談で、増加額は599,000円。
交渉期間はわずか2週間です。
当初の保険会社の慰謝料の提示額より2倍以上の増額となりました。
このように、事例は少ないですが、裁判によらなくとも「弁護士基準(裁判基準)」での示談に成功することもあります。
本件は、期間・金額ともに、大成功の事例です。