後遺症事例35
示談金増加額 約1,116万円
信号待ちで停車中に激しく追突され胸椎圧迫骨折を負った事例 (後遺症併合11級)
当初提示額
8,032,479円
最終示談額
19,194,377円
交渉後の増加額
11,161,898円
傷害状況
胸椎圧迫骨折ほか
後遺症認定
後遺障害併合11級
治療期間
入通院325日
解決方法
交渉による示談
交渉期間
1ヶ月
交渉のポイント
傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益
交通事故の概要
Iさん(30歳/建設会社勤務)は、仕事のため、新潟県に赴いていたところ、赤信号で停車中に後方から走行してきた自動車にノーブレーキで激しく追突されました。
追突ですから、Iさんが交通事故を防ぐすべはなく、相手方加害者の過失100パーセントとなります。
この交通事故により、Iさんは、胸椎が圧迫骨折し、首と腰にむち打ち症状(頚椎捻挫・腰椎捻挫)が発症しました。
Iさんは23日間の入院を要し、302日間(通院日数120日)の治療の末、治療終了、症状固定となりました。
治療終了後も、胸椎、首、腰に痛みが残ったIさんは、任意保険会社を通じて自賠責保険への後遺症(後遺障害)認定請求を行い、結果として、胸椎の圧迫骨折については後遺症11級7号(脊柱に変形を残すもの)、腰については後遺症14級9号(局部に神経症状を残すもの)が認定されました。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
後遺症認定手続が無事終了してから、相手方加害者側の任意保険会社から、示談金額の案が提示されました。
しかし、Iさんは、その示談案が妥当なものなのかが分からなかったため、弁護士の助言を得るために、インターネット検索により費用について完全出来高報酬制を採用する当法律事務所を発見し、弁護士への法律相談となりました。
示談案の内容を検討した結果、裁判基準(弁護士基準)と比較して、傷害慰謝料については半額以下、後遺症慰謝料については3分の1程度、後遺症逸失利益については、1,000万円以上の開きがありました。
Iさんは、弁護士の検討結果に驚いて示談交渉を希望し、依頼をして頂きました。
依頼を受けて、弁護士は、傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症逸失利益のすべてについて、弁護士基準(裁判基準)で計算した金額を相手方任意保険会社に請求をした上、示談交渉に取りかかりました。
請求金額が多額であったため、相手方任意保険会社は当事務所での協議を希望し、当事務所にて示談に関する協議を行いました。
示談協議の結果は、
●傷害慰謝料は832,200円の提示が1,530,000円に
●後遺症慰謝料については1,500,000円の提示が3,780,000円に
●後遺症逸失利益については5,700,279円の提示が13,884,377円になり、
大幅な示談金増額に成功しました。
増加額の合計は【11,161,898円】となりました。
当初、相手方任意保険会社から提示された示談案に比べ、2倍以上の増額です。