後遺症事例39

示談金増加額 約409万円

トラックに跳ねられ左足を骨折した交通事故事例(後遺障害併合11級)

当初提示額

9,373,023

最終示談額

13,467,528

交渉後の増加額

4,094,505

傷害状況

左足首・左足指骨折

後遺症認定

後遺障害併合11級

治療期間

入院含め20.2ヶ月

解決方法

交渉による示談

交渉期間

約2ヶ月

交渉のポイント

傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症逸失利益

交通事故の概要

Kさん(29歳/会社員)は、北海道釧路市で、路上にて業務中に、前方不注意のトラックにはねられ、左足首と左足指を骨折するという重傷を負いました。

この件については、Kさんにも過失があり、割合はKさんが30パーセントとなっていました。

この交通事故により、Kさんは、5.2ヶ月にも及ぶ入院治療の後、さらに15ヶ月に及ぶ通院治療を行って治療を終了し、症状固定となりました。

治療終了後、左足に機能障害が残ったKさんは、加害者の任意保険会社を通じて自賠責保険への後遺症認定請求を行い、結果として後遺症12級7号(1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの、及び、後遺症13級10号(第3の足指以下の3の足指の用を廃したもの)が認定されました。

13級以上に該当する後遺障害が2つ以上あるときは、重い方の後遺障害の等級を1級繰り上げることになりますので、Kさんの後遺障害等級は併合11級となります。

弁護士交渉〜介入から解決まで〜

後遺障害の等級が認定された後しばらくして、加害者側の任意保険会社から、示談の案が出されました。
Kさんは、弁護士への依頼を考えましたが、弁護士費用面の負担を心配し、依頼を躊躇(ちゅうちょ)していたところ、Kさんの奥様が完全出来高報酬制を採用している当弁護士のサイトを見つけ、依頼に至りました。

加害者側の任意保険会社による示談案の内容には、傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症逸失利益の3項目に問題がありました。
具体的には、下記の通りです。
①傷害慰謝料が、弁護士基準2,700,000円に対して1,310,000円
②後遺障害慰謝料が、弁護士基準4,200,000円に対して1,350,000円
③後遺障害逸失利益が、弁護士基準15,328,619円に対して10,730,034円

以上の金額をKさんに伝え、当弁護士は交渉を開始しました。
示談交渉には約2ヶ月を要しましたが、裁判には至らず無事終了し、示談を成立させるに至りました。

示談の結果は、
①傷害慰謝料は、1,310,000円の提示が2,430,000円に増額(弁護士基準の90%)
②後遺障害慰謝料は、1,350,000円の提示が3,780,000円に増額(弁護士基準の90%)
③後遺障害逸失利益は、10,730,034円の提示が13,029,327円に増額(弁護士基準の85%)
増加額の合計は5,849,293円となりました。

しかし、Kさんには30パーセントの過失があるので、実際の増加額は、その金額の70パーセントの4,094,505円となります。
30パーセントの過失を差し引いても4,094,505円の増額です。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴35年。交通事故取扱開始から21年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2023年末で累計2,057件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2024年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高報酬制」で交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。