交通事故事例29
示談金増加額 約17万円
追突による交通事故で通院慰謝料が弁護士基準9割に増額(後遺障害なし)
当初提示額
757,667円
最終示談額
927,000円
交渉後の増加額
169,333円
傷害状況
頚椎捻挫・腰椎捻挫
ほか
後遺症認定
後遺障害なし
治療期間
7.9ヶ月間
解決方法
交渉による示談
交渉期間
約3週間
交渉のポイント
通院慰謝料(傷害慰謝料)
交通事故の概要
Sさん(40代・女性/主婦)は、山梨県富士吉田市内の路上にて自動車を運転中、赤信号の交差点で停まっていたところ、前方不注意の後続車に追突されてしまった交通事故事例です。
その追突の衝撃で、被害者側のSさんはケガを負い、病院で診てもらったところ、頚椎捻挫および腰椎捻挫(いわゆるむちうち症)のほか、前胸部打撲傷と診断されました。症状固定まで235日間もの治療を要しました。総治療期間のうち通院実日数は161日です。
7.9ヶ月の治療を経て症状固定を迎えた後も、首や腰に痛みが残り、頭痛や手のしびれ等にも悩まされていた被害者Sさんは、相手方保険会社(加害者側)を通じ、自賠責保険に対し、後遺障害の認定請求を行いました。
しかし、被害者Sさんは過去にも交通事故被害に遭ったことがあり、その際に今回と同じ患部に後遺障害14級9号が認定されていたことから、本件事故によって障害程度を加重したものとは認められず、後遺障害非該当とされました。
後遺障害の結果が出た後、被害者Sさんのもとに、相手方保険会社から示談案の計算書が届きましたが、その示談金額に納得することが出来ませんでした。
被害者Sさんは、ご自身の任意保険に弁護士費用特約が付加されていたので、交渉は、交通事故を専門分野とする弁護士に依頼することに決め、インターネットで弁護士検索していたところ、当弁護士のホームページを見つけ、全国対応かつ解決件数の多さに惹かれて電話相談(無料)に至ったということでした。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
【弁護士介入】
当弁護士が相手方保険会社の提示内容を検討したところ、通院慰謝料(傷害慰謝料ともいいます)は、増額の余地があったので、その旨を被害者Sさんにご説明したところ、増額交渉を強く希望され、弁護士費用特約を利用してご依頼いただくこととなりました。
ご依頼を受けた当弁護士は、さっそく相手方保険会社に対して介入通知を送付し、示談交渉をスタートしました。
具体的な交渉経緯は以下のとおりです。
【相手方保険会社の当初提示額】
相手方保険会社の当初提示額の内容は以下の通りです。
通院慰謝料…757,667円(相手方保険会社の任意基準)
※治療費・交通費・後遺障害診断書代といった実費、休業損害の算定額には争いはありませんでした。
【当弁護士の請求額】
相手方保険会社の提示に対して、当弁護士が相手方保険会社に請求した内容は以下の通りです。
通院慰謝料…1,030,000円(裁判基準の100%)
※裁判基準は「弁護士基準」ともいいます。
【示談成立・解決】
示談金増額交渉の結果は以下の通りです。
通院慰謝料…927,000円(裁判基準の90%)
⇒増加額 169,333円となりました。
【弁護士から一言】
本件は、後遺障害が認定されず、休業損害の金額にも争いがなかったため、問題となったのは通院慰謝料のみでした。
相手方保険会社の当初提示額は、任意基準によって算定されており、裁判基準の金額と27万円ほどの差がありました。
結果として、裁判基準9割での示談成立となり、弁護士交渉による増加額は約16万円です。
元々、大幅な増額が見込まれる事案ではありませんでしたが、当弁護士は増額が見込まれる限り受任いたしますので、ご安心ください。
◎全国対応!ご来所不要
今回の交通事故は山梨県で発生し、被害者自身も山梨県在住でしたが、東京の当事務所に一度もお越しいただくことなく、解決に至っています。治療やお仕事等でご多忙な方、遠方にお住まいの方もお気軽にお問い合わせください。
◎弁護士が直接ヒアリング
無料相談時に、事務職員が被害者の方々から聴き取りを行う法律事務所もありますが、当事務所では、弁護士が直接お話を伺っています。
弁護士が直接お話を伺うことで、問題点を正確に把握し、早期解決へと導けるよう心掛けております。
交通事故被害者ご本人やそのお身内からのご相談(電話・メール・FAX)は何度でも無料ですので、お気軽に全国対応の弁護士山﨑賢一までお気軽にご相談ください。