後遺症事例50
示談金増加額 約126万円
高速道路走行中に後方から衝突され首腰むちうち症、慰謝料と逸失利益が増額した交通事故事案(後遺障害併合14級)
当初提示額
1,938,466円
最終示談額
3,203,041円
交渉後の増加額
1,264,575円
傷害状況
頚椎捻挫・腰椎捻挫
ほか
後遺症認定
後遺障害併合14級
治療期間
6.8ヶ月間
解決方法
交渉による示談
交渉期間
約2週間
交渉のポイント
交通事故の概要
東京都中央区の首都高速道路を走行中、右後ろから後続車に衝突され、むちうち等のケガを負った交通事故事例です。
この交通事故により、被害者側のOさん(38歳・男性/会社員)は、医師から、頚椎捻挫、腰椎捻挫、および背部打撲傷と診断され、6.8ヶ月ほどの通院治療を余儀なくされました。そのうち通院実日数は121日です。
症状固定を迎えた後も痛みが残り、その痛みは仕事だけでなく日常生活でも支障を来たすほどでした。
症状固定後、被害者Oさんが、自賠責保険に対して後遺障害の等級認定請求を行ったところ、頚部および腰部につき「局部に神経症状を残すもの」として併合14級が認定されました。
後遺障害14級との認定結果が出てから間もなくして、被害者Oさんのもとに、相手方保険会社(加害者側)から交通事故損害賠償額の計算書が送られてきました。
被害者Oさんは、それまでに交通事故に遭った経験がなく、相手方保険会社から提示された慰謝料等の金額が妥当か否か分からず悩んでいました。
また、交通事故を得意分野とする弁護士に相談したいとは思いつつも、ご自身で加入の自動車保険に弁護士費用特約を付加していなかったため、弁護士に支払う報酬金額についても不安を感じていました。
そこで成功報酬型の弁護士を探していたところ、当弁護士のホームページが目に留まり、費用倒れの心配が全くない「完全出来高制」という報酬体系に魅力を感じ、無料相談に至ったとのことです。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
【弁護士介入】
被害者Oさんからご相談を受け、当弁護士が相手方保険会社の提示内容を検討したところ、通院慰謝料(傷害慰謝料ともいいます)、後遺障害慰謝料および逸失利益が不当に低額であることが判明しました。
その旨を被害者Oさんにご説明したところ、増額交渉を希望され、ご依頼いただくこととなりました。
受任後、当弁護士はさっそく相手方保険会社に介入通知を送付し、交渉を始めました。
具体的な交渉経緯は以下のとおりです。
【相手方保険会社の当初提示額】
通院慰謝料…695,500円(相手方保険会社の任意基準)
後遺障害慰謝料…400,000円(自賠責基準)
後遺障害に伴う逸失利益…842,966円(年収6,190,995円、労働能力喪失率5%、喪失期間3年、ライプニッツ係数2.7232)
合計金額 1,938,466円
【当弁護士の請求額】
通院慰謝料…970,000円(裁判基準)
後遺障害慰謝料…1,100,000円(裁判基準)
後遺障害に伴う逸失利益…1,791,054円(年収6,190,995円、労働能力喪失率5%、喪失期間7年、ライプニッツ係数5.786)
合計金額 3,861,054円
※裁判基準は「弁護士基準」ともいいます。
【示談成立・解決】
通院慰謝料…873,000円(当弁護士請求額の90%)
後遺障害慰謝料…990,000円(当弁護士請求額の90%)
後遺障害逸失利益…1,340,041円(年収6,190,995円、労働能力喪失率5%、喪失期間5年、ライプニッツ係数4.329)
合計金額 3,203,041円
⇒増加額 1,264,575円
【弁護士から一言】
本件の相手方保険会社の当初提示額は、自賠責基準、ないしは任意基準によって算出されたもので、当弁護士が裁判基準によって算出した金額と、約192万円もの差がありました。
被害者Oさんは、ご自身の任意保険に弁護士費用特約を付けておらず、弁護士に対する報酬金等を気にされていましたが、当弁護士は完全出来高制を採用しており、費用倒れの心配が一切ありませんので、特約のない方も安心してご依頼いただけます。
また、本件事故の被害者は埼玉県入間市在住でしたが、一度も東京の事務所にお越しいただくことなく、メールや郵便、電話でのやり取りで無事解決に至っています。
後遺障害の有無やお住まいの地域を問わず、全国の交通事故被害者の方からのご依頼をお受けしておりますので、お気軽に当弁護士までご相談(何度でも無料)ください。